超マイナー
えっと
エンザンって言って分かる人いんのかな?
エンリコ×ザンザスです
エンリコって誰だよってカンジですよね
リボーン一巻を見ていただければ分かるかと
なんか死んでる十代目候補です
いやいや奴は絶対にザンザスに殺されたんだからっっ!!!
まぁ分かる人だけ楽しんでもらえたら嬉しいかなみたいな
幼きザンザスの淡き恋的な
わかりにくくてごめんなさい
鼻歌交じりでアイツのところへ向かう
自然と足が走り出してしまった
息が切れそうになるけどそれでも構わず走り続ける
アイツの部屋が見えた
俺は飛び込むように部屋に入る
「エンリコっっ」
あまり広くは無い部屋に彼のタバコの匂いがした
エンリコの匂い
「おぅ何だボウズ?朝っぱらから元気だなぁ」
「ボウズって言うなつってんだろうが。俺はボウズじゃねぇ」
「あいあい分かったよボウズ。で、何だ?何か用か?」
「何だよ用がねぇと来ちゃいけねぇのかよ」
「またまた照れちゃってぇ。ホントはオジサンに遊んでほしくて来たんだろ?しょおがねぇなぁホントガキんちょは困るなぁ」
「殺すぞ」
「んもぅ冗談通じないんだからあ」
そう言ってくしゃりとエンリコは笑った。
この笑顔が俺は好きだ。
「おいボウズ聞こえてんのかぁ。ハッまさか俺に見惚れてたのかっ!ああだよなぁ。お前の気持ちはよく分かるよ俺様かっこ良いもんな」
「・・・・・・」
「あっそうだボウズ!」
「何だ」
ごそごそとスーツのポケットを探るエンリコ
「あったあった。これボウズにやろうと思ってもらって来た。ほれ」
エンリコは得意気に手を差し出す
俺はそれをそっと受け取った
「・・・・・飴?」
「そう。ボウズそんなん好きだろ」
「俺はもうガキじゃねぇんだよ。こんなんで喜ぶかボケ。・・・・でもしょうがねぇから貰ってやる」
「素直じゃないなぁ。まぁそこがボウズのかわいい所でもあるんだけどね。あんまツンケンしてっと友達居なくなるぞ?」
「友達なんか俺には必要ねぇ」
エンリコが居てくれればいい
後はどうでもいい
「全く困ったボウズだなぁ」
「・・・・困ったボウズじゃ嫌いになるか?」
エンリコは少し黙った
何を考えてるのだろう
「ザンザス、ちょっとこっちおいで」
膝をぽんぽんと叩いて言った
エンリコが名前で呼んだ
こう言う時は何か真剣なハナシをする時だ
俺は大人しくエンリコの膝に座る
俺とエンリコは間近で向かい合う事になる
思ったよりエンリコの顔が近くてどきどきしてしまう
「俺はザンザスが好きだ。もちろん困ったボウズでも、だ。うぅん、好きって言うか愛しいって言うかもう何だろうな・・・・かわいくてしょうがないんだ。かわいくて、かわいくてしょうがない。ああコレ9代目には秘密ね。もし9代目に俺がザンザス溺愛なんて耳に入ればボウズに会えなくなるかもしんないからね。それどころか俺ゼッタイ殺されるから」
エンリコがどう言う表情で言っているのかは分からなかった
ずっとうつむいてエンリコの胸元あたりを見ていた
顔を上げたら
エンリコと目が合ってしまいそうで
「エンリコ・・・・・」
・ ・・い
・ ・・・お・・・て・・・・・か
「うおぉぉおい!!聞いてんのかxANXASUっっ!!!!」
はっと我に返る
懐かしく甘き昔の思い出
いつの間にかこころの奥にしまいこんでいた
もう思い出す事も無くなっていた
「ったくボスがこんなんで大丈夫なのかぁ?」
「ボスほんとに聞いてなかったの?もう一度説明しなきゃならないのなら別料金だよ」
「・・・・聞いていた。いいか十代目有力候補は俺が殺る。後は好きにしろ。あと、マーモンは俺と組む」
十代目候補全員暗殺計画
いずれやらなければならなかった事
もう後に遅れる程の時間は無い
散々先延ばしにしたけど
もう後戻りは出来ない
十代目有力候補
エンリコ
俺が殺る
他の奴らに殺られるくらいなら
きっと俺は後悔するだろう
だがそれよりも
俺は俺の願望を優先する
誰かの叫び
飛び交う銃弾
逃げ惑うカス共
みんなみんなカスだ
このどこかにエンリコが居る
もう死んだかもしれない
何も考えたくない
酷い倦怠感が俺を取り巻く
「マーモン粘写はまだか」
「もう出来てるよボス。有力候補の場所だね。えっとここから700メートルの北西に位置する路地裏に隠れているよ」
「俺の姿を相手に見えないように出来るか」
「うん、出来るけど。どうしたのボス?えらく有力候補にご執心だね」
「・・・・・お前には関係ない」
「ふぅん。まぁボスにも色々あるんだって事にしといてあげるよ」
決意はしていたつもりだった
ただの強がり
その証拠にマーモンに無様な頼みをしている
マーモンは本当は気付いていれのかもしれない
運命とは時に残酷なストーリーを織り成す
それはただの出来事に過ぎない
ただの
あまりに酷すぎるエンド
出遭わなければ良かったのだろうか
彼も真実を知ったのならそう想うのだろうか
それはとても悲しい事に感じたが
結末を替えるつもりは無い
路地裏に忍び込むように進む
どうせ見えやしないのだから意味のない事だった
見覚えのある人影
間違いない
エンリコだ
鈍くどこかが痛む
それはきっと心だろう
こんなに苦しいのなら
感情など捨ててしまいたい
銃を持つ手が震えている
逃げたい
そっと顔を背ける
引き金の感触を確かめるようにそっとそっと指を引く
それは一瞬の出来事
それでも長く長く感じた
さようなら
願わくば次こそ幸せに
ありがとう
愛してる
さようなら
狭い路地裏に乾いた銃声が響いた


